島にあるものを観察してつくる

さんごさん

私たちはどのようにして暮らす場所、暮らし方を選択しているだろうか。そこに仕事があるから、地価が安いからか、もしくは故郷だからか。本来、人間はより豊かな資源を求め、そのそばに住処をつくり、その土地と働き方を密接に関係付けてきた。しかし、戦後の経済成長期に都市部での人口増加に対応するために、都市を巨大な消費の場とし、それを支える形で周辺の生産地と物流システムを構築していった。効率の良い分業化と職住の分離により喫緊の経済成長を果たしてきたが、一方でつくり手と使い手をバラバラにしたともいえる。それゆえ、どこからものが来て、今なぜここに暮らしていくのかが見えにくくなった。「さんごさん」プロジェクトはこのようにバラバラになった暮らし方、生き方のビジョンを繋ぎ合わせる実践である。
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施設名|さんごさん
所在地|長崎県五島市
用途|ゲストハウス、コーヒーショップ
竣工|2017年
種別|改修
構造|木造
敷地面積|65.02m2
建築面積|49.27m2
延床面積|98.95m2

アートディレクション|鳥巣智行 大来優
施工|本間建設 木口工務所 小田大工
構造設計|坂田涼太郎構造設計事務所
撮影|junpei nousaku architects
意匠設計|junpei nousaku architects
能作淳平 石飛亮

掲載
SD 2016
新建築住宅特集 2017年10月
nicethings 2017年11月号
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商店建築 2022年3月号