屋根の風景を継承しながら創作する

高岡のゲストハウス

富山県高岡市。新築当時は2世帯住宅として使われたが、時は過ぎ祖母が一人暮らしをしていた。既存の建物を住みながら少しずつ改修する。祖母の住まいの増築と改修を行なった後、既存の小屋組を移設して客を招くダイニング、ゲストルームをつくる。瓦屋根に加えて、庭にある松や楓、灯籠、欄間、雪見障子や、この街の伝統産業の銅器などの既存のマテリアルを残しながら、3つの分棟に再配置する。形を変えながら建物の歴史や時間を引き継ぐことを考えている。

施設名|高岡のゲストハウス
所在地|富山県高岡市
用途|ゲストハウス、住宅
竣工|2016年
種別|改修、増築
構造|木造
敷地面積|462.68m2
建築面積|90.03m2
延床面積|90.03m2

施工
株式会社モノ・スペース・デザイン(1期)
オーデック(2期)
構造設計|坂田涼太郎構造設計事務所
撮影|鈴木淳平
意匠設計|nousaku architects
能作淳平 能作文徳

掲載
新建築住宅特集 2015年1月号
新建築住宅特集 2016年10月号
TOTO通信 2018年夏号
en[縁]:アート・オブ・ネクサス TOTO出版